共働き親の放置系中学受験

共働きでも中学受験は出来るのか長男に続き2回目の実験終了。大学合格者高校別ランキングも作ります

次男の塾選びは転塾作戦で行こうかと

新4年生の次男ですが、現在通っている臨海セミナーの補習コースから、同じ教室の中学受験科の方に体験入塾してみています。

まだ決めていませんが、問題なければ臨海セミナーに取りあえずそのまましばらく通わせようかなと思っています。

どうして一般的なサピックスとか早稲アカなどのチョイスを避けるのか不思議かもしれませんが、新5年からの転塾も含みで試してみようかと。

 

次男の塾選びに関して思っていることをちょっと書いてみます。

 

中学受験の勝負は結局新5年から

中学受験塾は3年生の2月から新4年生として3年間通うことが標準になっていますが、驚くことに多分全ての塾で4年生の間に勉強したことを、5年生でもう一度やります。

2回やればその分定着するのでしょうが、きっちり復習をやるのであれば新5年からでも勉強することは変わらないので、4年生は5年生になる準備位の気持ちでいてもいいのかなと。

 

でも、塾のスタートは結構大事なのかも

長男は4年の夏期講習から通塾を始めたのですが、最初は下のクラスで、その頃はそんなに上のクラスに上がりたいという気もなく楽しく塾に通い、家ではやっつけで宿題をこなすだけでした。

これが、上のクラスに上がってしまうと「下がりたくない」と思うようで、組み分けテスト前日位は勉強したりするようになりました。

 

行動経済学のプロスペクト理論で「現状維持バイアス」というのがありまして、どうも「人は利益から得る満足度より同額の損失から得る苦痛の方が大きい」らしいのです。

そうすると利益と損失の確率が同じの場合、満足度より苦痛の方が大きいために期待値は差し引きマイナスになり、変化するよりも現状維持のほうが期待値が高くなるので、変化より現状維持を好むということらしいですが関係あるような、ないような。

 

ある程度準備できた状態で新5年から転塾して、その塾では最初から上のクラスでスタートを狙うという作戦も視野に入れてもいいのかなと。とはいえ転塾の方が上のクラスに行けるということはないでしょうが。

塾側としても進学実績が期待できる上のクラスの方を手厚く指導するというのは当然あるでしょうし上のクラスにはいたほうがいい。

 

塾との相性がまだ分からない

塾のタイプを大きく分けると、生徒同士をテストで激しく競わせるサピックスや日能研と、先生が励ましたりケツを叩く早稲田アカデミーや啓明館があると思います。

負けず嫌いで勝手に頑張るタイプなら競わせる系が、盛り上げないと乗れないタイプならケツ叩き系がいいと思うのですが、次男はどっちなのか見極められていないので、そういう面でも4年生は様子見もありかなと。

 

何しろ次男は「天才とアホ」の間なので、親から見ても未知数なのです。

遠くから一部分しか見えない恐竜の骨格標本を見ただけで何の恐竜か当ててしまう。それもかなりマニアックな恐竜まで可能という知性があるかもしれないという部分と、学校の宿題もせず永遠にドラえもんを見続けるというダメさ加減の両方があるので、正直どうなるか分からない。

 

今年受験した長男は、難しい問題が解けないのが悔しいというのはあるようなのですが、あまりクラスやテストの点には執着が少なかったので、競わせる系ではきっと乗れなかったのではないかと思っています。

組み分けテストで算数の難しい問題を時間かけてやっていたら、その問題は解けたものの時間が足りずに解ききれず残してしまい点が悪かった時があったのですが、それでも正解率の低い問題が解けたぜ!と本人はご満悦だったことがあります。

それは違うから。

 

そして、新5年生の段階での次男の転塾計画は以下のようなものです。

 

けっこう出来る&競争好きでやる気あり&教材整理能力あり→サピックスへ

そこそこできるがやる気に問題あり→早稲田アカデミーへ

出来は普通だが競争好きでやる気あり→日能研へ

出来は普通だがやる気に問題あり→啓明館へ

先生との相性がよくやる気が出て頑張っていれば→臨海セミナーで継続

どうにもならなければ→高校受験へ

 

みたいな。

アメフトのオプションプレーを受験に採用するようなノリですか。今がファーストダウンテンですね。

中学受験による副作用の一例

長男の中学受験が終わったわけですが、彼で言えばいくつか問題が起きていまして、まあこんな副作用が出ることもあるかもしれないという話を書きます。

 

学校をなめるようになった

元々、長男が受験するに至ったそもそものきっかけは、

「学校は楽しいけど学校の勉強はつまらない」と言っていて、塾に行かせたら「塾の勉強は面白い」と言い出したことでした。

 

彼は極めつけの無精なので学校の宿題が大嫌いで、やっつけ仕事で汚く書いて出すのはまだましな方。出すのを忘れることも多く、ひどい時は覚えていても出さなかったりします。

このため元々内申もひどいものなのですが、受験前に学校を休んだりもしたため、更に学校という物をなめてしまっているようです。

 

小学校をちゃんと終わらせたいので色々な課題や提出物をちゃんと出させたいのですが、学校からのお知らせや連絡帳を持ってこないため、親子共にどんな課題が出ているのかは分からないので何を出したらいいかがまずわからないと言う悲惨な状況です。

 

小学校に対してまあこんなあきれた感じなのですが、ついでに入学前から早速中学校もなめていて、入学前に出されている課題も今のところ全くやる気なしです。

「2~3日あれば出来るからまだやらない」と言っていて中学生活が心配ですし、それよりも本当に将来というか人生が心配になります。

この調子だと中学の内申もひどそうだし中学受験させておいて良かったのかな?

 

本を読まなくなった

5年生までは、歴史物などにジャンルは限られますがそこそこ本を読む子供でした。

誕生日プレゼントに本を買ってくれとか確か言っていた気もしますし。

 

これが6年生になって勉強のため読書習慣を失い、そのまま1年間教材や模試の論説文やら物語文を読み、線をひいたり、四角で囲ったりすること以外には文を読まない生活をしていました。

 

そして受験が終わり、もう教材や模試の文章を読むこともなくなったわけですが、どうも国語の勉強を通じて文章を読むこと自体が嫌いになってしまったようで、受験が終わったら全く本を読もうとしなくなりました。

中学校から入学前に読めと言われている本も読む気ゼロです。

この中学校おすすめ本は小説が多いのですが、親が全くフィクションを読まないので家に在庫が全くなく、好きなの買うから選んでと言っても選ばないという徹底拒否戦術を取られています。

 

親の読書傾向が偏っていて家にある本を子供が読む気がしないということにも問題があるのかもしれません。

関係ないですが最近私は人類の進化の本ばかり読んでいて、頑丈型猿人のパラントロプス属が好きです。

パラントロプス・ボイセイ(Wikipedia)

 

長男は家で本も読まない、勉強もしないで毎日ずっとYoutubeのはじめしゃちょー見て笑っています。

多少であればスタディサプリの授業動画は見るのでほんの少し救われますが、これもまたやはり中学生活も、将来も心配になります。

 

体力は意外と落ちていないというかすぐ元に戻るようで、体育の持久走も最初こそへばっていましたがもう受験組は遅いということは意外にもないらしいです。