先日、人事で新卒の採用をやっている人と話しました。
で、その時「中高の学歴と就活の関係」の話を聞いたのですが、少し面白いのでシェアします。
大学の学歴は、会社によっては明確なフィルターにしている会社もやはりあるようです。MARCH関関同立以上を選考の対象にするところが多く、人事の人数が多くない外資系などでは早慶以上という会社もあるとか。また、大学別の枠みたいなものがある会社も結構あるらしい。
全員をじっくり見て選考したいけど、最近はネットで応募できるため応募が凄く増えてしまい倍率が100倍とかになってしまうため、他社に行かないよう短期間に内定まで持っていくには全員はじっくり見られないので止むなくそうするそうです。
で、中高の学歴ですが、大学ほどは重視されず、中高でフィルターを設定している会社は知らないとのこと。
ただ、面接などで印象を左右することはけっこうあるらしいです。
まず、当然ですが、面接官の後輩だった場合は印象上絶対有利らしい。
そりゃそうでしょうが、これを狙っても高校なんて大した人数じゃないですから確率はそんなに高くなさそうですね。
面白かったのは、大学との関係で中高学歴の印象が変わるらしいことです。
東大の学生の場合、中高一貫の有名私立出の子は普通に多い。
そんな中で公立高校出の学生がいると、中高一貫でレールに乗って東大に行く子よりも、自分で道を切り開くことができるより高いポテンシャルの学生に見える。そうです。
実際そうかも知れませんね。特にろくに塾もない地方からなんて相当頭がいいか、相当頑張れるかのどちらかかその両方の子供じゃないと無理でしょう。
面白いのはこれが早慶の学生になると逆になるようです。
早慶の場合、京大受けていれば受かったであろう東大ギリ落ちの学生から、内申美人の指定校推薦やAO入試の学生までいて、適性テストの点のばらつきがとても大きいそうです。
このため早慶の学生の場合は、東大生とは逆に、中高が御三家だと「地頭は良さそうだ」といういい印象につながるとのこと。
逆に公立高校出だと「指定校推薦でろくに受験勉強もしていないんじゃ?」と印象が良くないとのことでした。確かに地方の有名公立は沢山推薦枠持ってますから。
でも、実は京大受けてれば受かったであろう一般受験者かもしれないのに、勝手に推薦だと思われてしまうのは不条理ですね。
内進者はどうかというと別に普通だそうですが、商学部など成績の低い人が行く学部の内進者は印象悪いかもということでした。
ただ、どこの中高かは就活の上で決定的な要素ではないので、会社で働くなら結局就職に強い大学に進める可能性が高い中高に行くことがいいんじゃないの?
という話でした。