共働き親の放置系中学受験

2020年中学受験予定の次男で、共働きでも中学受験は出来るのか長男に続き2回目の実験中です。大学合格者高校別ランキングも作ります

やる気に関わる心理学

子供が勉強してくれなくて困っているのですが、困っていても仕方ないのでどうすればやる気が出るのかを考えました。

とりあえず教育心理学の本を読んでみたのですが、ヒントにになるかもしれない話が集まりましたので、子供がやる気出なくてお困りの皆様にシェアします。

 

勝手な解釈含めやる気の出しかたをまとめると

  • 結果を左右するのは運でも能力でもなく努力であると認識させること。努力による成功体験作りがポイントでしょうか。
  • 目標は高すぎず低すぎず。主観的確率が50%になるような目標設定や、50%位の確率認識への誘導をする。
  • 能力に自信のある子は、クラスアップや合格を目標にケツを叩き、自信のない子は日々の勉強の達成度をまず目標に。
  • 最終手段としてはなくはないが、報酬のために勉強するようになってはいけないので安易に報酬に頼ってはいけない。

といった感じでしょうか。

 

ウチの長男の場合、問題はまずしっかりした目標がないことでしょうか。

そして、根拠なく多分合格できると思っていること。

あと、報酬として勉強したらYoutube見せたりしているので、ちょっと考えたほうがいいかなと思いました。

また、長男はやる気がないのではなく、やる気はあるのに机に向かえない、と言った方が正しいのかもと思いました。

 

 

以降は本で学んだ内容の概要です。

 

「期待-価値」モデル(アトキンソン

聖光、いや成功に向けて頑張ろう!と思う気持ちの強さ(達成動機)は、「どれくらいの確率で受かると思うか」の見込み(主観的成功確率=期待)と、その目標達成が自分にとってどれくらい重要か(価値)で決まるとするモデル。

まあそうだよねという感じはします。

 

面白いのは、これで価値が高いほど期待(確率)が低いとして(難関校ほど受かりにくいが受かると嬉しい)、価値×期待を達成行動傾向(=がんばり)とした場合、以下のような計算になることです。

期待 ×  価値 = 達成行動傾向

0.1  0.9  0.09

0.2  0.8  0.16

0.4  0.6  0.24

0.5  0.5  0.25

0.7  0.3  0.21

0.9  0.1  0.09

 

この組み合わせの中では、価値0.5、期待0.5の場合が、達成行動傾向0.25と一番高くなり一番頑張れる組合わせ、となります。

行きたさ(価値)はほどほどでも、受かる見込み(期待)が五分五分と思っているときが一番頑張れると言うこと。

 

確かに「やらなくても楽勝」「やっても無理」と思っていたら頑張れないでしょうから、五分五分と思っている状態が一番頑張れそうではあります。

志望校に行きたい度(価値)は高めるだけ高めたほうがいいですが、他にも「見込み(期待)」の五分五分へのコントロールが重要かもですね。

この見込みは、あくまで主観的な確率認識なので、客観的な確率とはまた異なります。

志望校や次の模試の目標は、五分五分でやれると本人が思っているラインが一番頑張れるということですね。

また、主観的確率をコントロールするため、無理だと思っていたら「頑張れば可能性あるよ」と励まし、楽勝だと思っていたら「みんな頑張ってるんだからやらないと危ないよ」と脅かすことで本人の認識を50%に近づけることが頑張りにつながるということだと思います。

 

 

統制感(セリグマン、ロッター他)

動機の強さよりも、自分の行動によって結果を左右できると信じていること(統制感)が重要とする考え。

同じ五分五分と思っていても、自分の頑張り次第で五分五分と思っているのと、運次第で五分五分と思っているのではそりゃ頑張りも変わるでしょう。重要ですね。

 

内的ー外的統制

何かの結果は外部の要因でなく自分が統制している。自分次第であると信じていること(内的統制)。

受験は「運だ」って思っていたら、そりゃ勉強なんかしませんよね。

 

自己効力

そして、自分は成功させるだけの努力が出来ると信じていること。

そんなにできない。無理と思ってたら頑張れないですね。

 

 

原因の考え方(ワイナー、樋口)

 

原因帰属

失敗したり、成功したりするとき、その原因を自分に求めるか外部要因に求めるのかを内的ー外的統制ですが、更に、自分の中の要因を「能力」に求めるか「努力」に求めるのかという問題があります。

自分の成功や失敗を「能力」のせいだとしてしまうと、能力自体は努力で変化しないため努力にはつながりません。

 

ただ、努力して結果が出なかった場合、自分に能力が足りないということを認めざるを得ないため、最初から努力をしないという行動に出ることがあるとのこと。

勉強をしなければ、テストが悪くても「勉強しなかったからで能力がないわけではない」と言えますし、まぐれでテストが出来れば「勉強しなかったのに出来たんだから能力がある」と思えるので、努力をしなければ能力が否定されることはないというわけです。

 

 

内発的動機付け(デシ、デュウェック)

 

■内発的動機

報酬を与えることで一時的に行動を促進することはできるが、一度与えた報酬が無くなると最初から報酬を与えなかった場合よりも行動しなくなる。

外的な報酬は、自分が自発的に勉強している感を弱めてしまうので注意とのこと。

 

学習の目標

学習の目的を、

「新しいことを身に付ける」「過去問で合格点取れるようになる」のような学習そのものを目的とした「習熟目標」と、

「志望校に合格する」とか「組み分けテストで上の組に行く」といった、学習の結果としての目標である「達成目標」に分けた場合、

自分に能力があると思っている人は、「達成目標」のほうが頑張れ、自分に能力がないと思っている子は「習熟目標」の方が頑張れるらしいです。

 

 

今回のネタはこの本からパクりました。

「やさしい教育心理学」(有斐閣