お子様の運動会もうすぐじゃないですか?
運動会といえば最重要種目はかけっこというか徒競走ですよね。
ここで速く走れるかどうかは自尊感情やスクールカーストにもつながると思うのでそれなりに重要なのではないかと思っています。
私、以前インスタントにかけっこを早くする方法を研究しまして、使用前には真ん中位の速さだった子供をリレーの選手になる位まで速くしたことがありますので、その方法を公開します。
ご存知の方も多いかと思いますが。これまであまり練習したことがない子には効果があるのではないかと思います。
スピードはピッチを速くすることで上げる。
走るのを早くするには、時間当たりの「ピッチ(歩数)」を上げるか、歩幅を広げるかのどちらかしかありません。
歩幅を広げるの方は筋力の関係も大きいので、そんなインスタントに効果は出ません。
筋力が変わらないのに歩幅を広げることを意識すると、ピッチが下がって逆に遅くなることが多いと思いますから、ピッチを上げることを意識するほうが速くなると思います。
ピッチを上げるには腕を早く振る
このピッチを上げるというか足を速く動かす方法なのですが、意識して速く動かそうとしてもこれが簡単ではありません。
変なところに力が入ったり、歩幅が小さくなって逆に遅くなったりします。
このピッチを上げるにはいい方法がありまして、足ではなく「腕を速く振る」ことを意識するのです。
走っているとき足と腕は連動しているので、腕を速く前後に振ることができれば、絶対に足のピッチも速くなります。
意識するのは腕の振りだけなので、歩幅が小さくなったりはしにくいです。
腕を早く振るにはひじを曲げることが大事
どうすれば腕を早く振れるかですが、腕は前後に動いているので慣性を小さくすると速く振りやすなります。
そのためにはひじをしっかり90度以上曲げて腕をコンパクトにすることで早く振りやすくしましょう。
女子に多いですが、ひじが伸びていると慣性が大きくなり速く振れません。すると連動する足のピッチも上がらず速く走れません。
腕は大きく振る必要はありません。速く前後させることを意識させましょう。
ひじを曲げて腕を速いピッチで振ることを意識すると速くなると思います。
最初は走らずに立ったままで速く腕を振る練習から始めて、その後腕を振る速度を意識して走るといいと思います。
前傾して走る、そのためにはかかとを着かない
キックのパワーを前進力に変えるには、前足を重心の真下~後ろ目に着地して蹴るイメージが有効です。
重心の前に足が着地してしまうと、ブレーキになりますから。
そのためには前傾姿勢をキープして走る必要がありますが、簡単に前傾姿勢を保つには「かかとを着けないでつま先だけで走る」ことが有効です。
ゴールラインまで全力で走る
子供ってなぜかゴールの直前でゆるめてしまうことが多いんです。ゴールラインを踏むまで、もしくはゴールラインの2m先まで全力で走れと言っておくといいかもしれません。
底がデコボコの大きい靴を履く、あればスパイクを履く
中学年になると、コースにカーブがあると思いますが、砂のコースのカーブは滑るので走りにくいです。転びやすいですし。
そんなコースですからなるべく滑りにくい靴を履いたほうが有利です。底の減っていないサッカーのトレシューなんかはいいですね。瞬足もいいですが底が減っているのはダメです。
サッカー、野球のスパイクももちろんいいですよ。
「ひじまげて、腕を速いピッチで振る、かかとは着けない。」
これを30分くらい練習すれば、走り方に問題のある子は速くなると思います。
ぜひお試しを。