二男の中学受験まであと2か月を切り、そろそろ本気出さないといけない感じになってきました(遅いよ)。
しかし、あろうことか小学校で少年ジャンプ連載の「鬼滅の刃」なるマンガとそのアニメが男女問わずめちゃくちゃ流行りだし、二男さんが勉強そっちのけ状態になりつつあります。
大迷惑です。
世間的にもこの漫画/アニメは今秋位から大分流行っていて、現在単行本のセールスはワンピースを抜いて少年ジャンプで1番なんだとか。
わが家はアマゾンプライムに入っているのですが、運悪くこの「鬼滅の刃」のアニメが全部見られちゃうんですよね。
テレビの電源はアプリから切れるようにしているので、昼間親がいない間にアニメを見ることはないと思いますが、親より早起きして見ていたりします。当然その日は夜勉強もせず寝ます。
困ったことに二男さんは同じ映画を何度も見るのが好きという悪癖があるので、もう26話全部見たのですが、それでも視聴欲は全く収まらないようです。
ちなみに僕も面白いので全部見てしまいましたが、割とお勧めです。
また、模試前日に勉強してるかなと思って二男の部屋を覗くと、借りた単行本を読んでたりします(没収しました)。
受験が終わったら気のすむまでマンガ喫茶で接待するから2か月は我慢してくれと言っているのですが、あの人は我慢を知らない人なので本当に困っています。
しかし、受験直前でなければこの「鬼滅の刃」ぜひ子供に読んでもらいたいような話でもあったりします。
この話はやはりジャンプ王道の「友情・努力・勝利」話で、主人公も人一倍努力して修行し、苦労して、仲間にも助けられて勝つという話です。
強くなるための努力、努力の成果としての成長、成長の結果としての勝利が割としつこく描かれています。
このため、子供がこの話を内面化していくことは、受験に向けても、もっと言えば人生を送る上でもおそらく有意義なのではないかと。
『「素養」×「努力」×「運」=「パフォーマンス」』だとすれば、この3要素で今更制御可能なのは「努力」だけなので、努力は素晴らしい、努力は結果につながると信じて頑張ることだけが人生をより良くする唯一の手段でしょう。
多少やり方の上手い下手もなくはないですが受験も同じですね。
とはいえ所詮マンガなので、熟読すればみんな努力できるようになるかというとそうはいかないでしょうが、頑張ることはカッコいいこととか、勝利したければ頑張るしかないと思わせる位の効果はあるのではないでしょうか?
僕の世代だとスラムダンク辺りですが、今になっても「あきらめたらそこで試合終了だよなぁ」とか、たまに思い出して頑張るしかないかと思うことありますし。
これがドラえもんだと、のび太は基本的に努力しないでどらえもんの秘密道具頼みの他力本願。その結果もたいてい勝利しないので、人生面ではせいぜい反面教師としての価値に限られてしまうのであまり好きな話ではないです。
ポケモンも勝利はしますが、そのために努力している感じはないですよね。コナンもその場で頭は使いますが、能力を高めるために努力しているところはあまり見られない。
ジャンル的にはスポ根マンガが良さそうな気はしますが、弱虫ペダルは努力している感じがなく素養で戦っている感じなのでイマイチですかね。
なろう系なんて努力してないんだからだいぶ害悪。
そう思うと、今5年生の受験生なら「鬼滅の刃」むしろ積極的に見せたいくらいです(6年生にはそんな暇ないはず)。
で、「炭次郎(主人公)もあのとき修行頑張ってたよね」って6年のきつい時期に声かけてあげるといいんじゃないでしょうか。
子供の小学校では男女問わず流行っているみたいなので、アマゾンプライム会員の方は是非お試しください。