共働き親の放置系中学受験

共働きでも中学受験は出来るのか長男に続き2回目の実験終了。大学合格者高校別ランキングも作ります

2018年の高校別東大合格人数を20年前の東大合格人数と比べてみた

2018年の高校別東大合格人数と、20年前の1998年の高校別東大合格人数を比べてみたいと思います。

2018年と1998年の人数と、差と比を出しておきます。

まずは2018年に25人以上の学校から。

ちなみに、1998年は長野オリンピックがあった年です。

    2018 1998 2018-1998 2018/1998
開成 東京 174 205 -31 85%
筑波大附駒場 東京 109 79 30 138%
麻布 東京 96 101 -5 95%
兵庫 91 92 -1 99%
栄光 東京 77 63 14 122%
桜蔭 東京 74 58 16 128%
聖光 神奈川 72 36 36 200%
学芸大附 東京 49 81 -32 60%
渋谷幕張 千葉 48 12 36 400%
海城 東京 48 54 -6 89%
日比谷 東京 47 2 45 2350%
駒場東邦 東京 47 55 -8 85%
浅野 神奈川 42 25 17 168%
ラサール 鹿児島 42 77 -35 55%
筑波大附 東京 38 35 3 109%
早稲田 東京 38 13 25 292%
女子学院 東京 34 15 19 227%
東海 愛知 30 39 -9 77%
西大和 奈良 30 18 12 167%
武蔵 東京 27 44 -17 61%
甲陽 兵庫 27 22 5 123%
岡崎 愛知 26 30 -4 87%
渋谷渋谷 東京 25 - - -
国立 東京 25 7 18 357%
湘南 神奈川 25 12 13 208%

同じ表ですが、こちらの方が見やすいでしょうか?

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2018年のベストテンの内、開成、麻布、灘、栄光、桜蔭、海城の6校は20年前と比べて3割以内の変化に収まっていて、20年たってもそんなに変わらない学校が過半数でした。
やはり伝統の力はそう変わらないものですね。

ベストテンの中で、20年前より激しく増やしている学校としては


聖光学院(神奈川)が36→72人

ちょうど倍増ですね。

渋谷教育学園幕張(千葉)が12→48人

4倍です。この2年と比べると今年は悪かったのですが、それでも20年前と比べるとすごい伸びです。


一方で

学芸大附属(東京)は、81→49人

4割減です。この頃は100人超えもありましたから、比べると寂しいことになっています。


ベストテン未満ではこれらの高校が目立ちます。

日比谷(東京)2→47人

伸び率的には23倍以上と異常です。日比谷から僅か2人ってイメージできないです。
学校群制度はもう終わっていたのですが、特に毎年東大合格1位だった日比谷は徹底的に潰されたんですよね。

基本2校のどちらかに入るという学校群構成だったのに、なぜか日比谷の学校群だけ3校のどこかだったという。

 

国立(東京)7→25人

湘南(神奈川)12→25人

学校群制度のおかげで首都圏名門公立はこぞって潰されましたが、それでも国立、西、湘南などは日比谷よりはマシだったみたいですね。


他に伸びた所としては

浅野(神奈川)25→42人

早稲田(東京)13→38人

女子学院(東京)15→34人

などがあります。
浅野は今年好調だったというのはありますが、早稲田はこれが普通だと思いますし長期的に伸びてますね。女子学院って昔はこんなものでしたっけ?

 

あとこれら私立共学が伸ばしています

渋谷教育学園渋谷(東京)0→25人

西大和(奈良)18→30人

渋々はまだ渋渋として入学した卒業生はいない頃でした。

西大和は共学のニューウエーブ校だったんですよね。

1998年当時共学の有力校は国立の学附、筑附以外は、学校群制度で壊されなかった地方公立位しかありませんでした。

筑波大附属(東京)は35→38人とあまり変わっていないように見えますが、途中調子悪い時期がありました。

 

下がったところでは

武蔵(東京)44→27人

ラサール(鹿児島)77→42人

などでしょうか。

 

 次は1998年では多かったのに、2018年では減らしてしまった学校をいくつかピックアップします。

    2018 1998 2018-1998 2018/1998
桐蔭 神奈川 4 96 -92 4%
洛南 京都 20 53 -33 38%
巣鴨 東京 11 46 -35 24%
土浦第一 茨城 14 27 -13 52%
桐朋 東京 13 25 -12 52%
愛光 愛媛 13 39 -26 33%
千葉 千葉 22 25 -3 88%
東大寺 奈良 18 32 -14 56%
広島学院 広島 12 29 -17 41%
久留米大附設 福岡 23 40 -17 58%
弘学館 佐賀 1 26 -25 4%
白陵 兵庫 17 29 -12 59%
青雲 長崎 6 26 -20 23%
鶴丸 鹿児島 7 26 -19 27%

 

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桐蔭(神奈川)96→4人

一時期は100人を超えていましたから、そう思うとスゴイですよね。桐蔭中等の9人を足したとしても8割以上減ということになります。

私、桐蔭OBの知り合いがけっこういるのですが、みな優秀です。

 

巣鴨(東京)46→11人

駒場東邦、海城と共に新御三家と言われていました。というか今でも言われています。

 

また、地方の学校で減らした所が目立ちます

洛南(京都)53→20人

東大寺(奈良)32→18人

広島学院(広島)29→12人

白陵(兵庫)29→17人

附設(福岡)40→23人

青雲(長崎)26→6人

昔は東大って今より全国区で、ラサールもそうですが地方の高校からもっと入ってました。洛南も沢山いましたよね。

地方高校生の医学部志向が強くなったというのもありますが、地方では鉄緑会に通えないハンデというのももしかしたらあるのかもしれません。

 

神奈川県の変化としては、20年前はまだ学区制があったので、希望が丘、光陵、横浜緑が丘、厚木、平塚江南、小田原、横須賀辺りの学区1番高はどこも数名東大に入れていましたが、今は湘南、翆嵐、柏陽位だけになっちゃいましたね。

相模原中等というのが出てきましたが、それでも県の東大合格者総数は減っている気がします。これも鉄緑に通いにくいからなのでしょうか?