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共働き親の放置系中学受験

2020年中学受験予定の次男で、共働きでも中学受験は出来るのか長男に続き2回目の実験中です。大学合格者高校別ランキングも作ります

大学入試改革はどうなってる?

2020年から、大学受験が大きく変わり、センター試験に変わる新たな大学入試共通テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が行われるようです。

共通テストが変わるだけでなく、同時に現在の大学別2次試験の内容も、多分大きく変わります。

 

これから中学に行く人は、この後に大学受験ですからどう変わるか気になりますね。

 

まだまだ決まっていないことだらけのようですし、「本当に出来るの?」みたいな状況もあるようなのですが、一通り中教審の議事録をざっと見まして、一応今のところどんな話になってるようなのかを簡単に書いてみます。

 

まず、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」のほうですが、

この新しいテストが現行のセンター試験と異なるのは主に

・記述式の問題が含まれる。

・英語は読み、書き、聴く、話すの4技能を評価する。

・結果は得点でなく得点レンジで示される。

みたいな線で進んでいるそうです。

 

問題イメージ(国語)はこんな感じ 

 

現行のセンター試験は、「知識」は評価できるが、統合的な思考力や判断力が評価できないのが問題。とされていて、「思考力・判断力・表現力」を計るために記述式回答の問題を出すということらしいです。

が、記述式は当然ですが採点を人間がしなければいけません。このためマークシートに比べて採点時間がかかるので、実施時期も今のセンター試験より前倒しの12月とかになるんでしょうか。

将来的には科目横断型の公立中高一貫の入試のような奴もやりたいとか。

 

英語では「話す」力の評価が新しいですね。こればかりはぺーパーテストでは困難な評価なので、どこかPCのあるテストセンターでPCに向かって回答するTOFELのようなCBT(Computer Based Testing)にならざるを得ないと思うのですが、受験生50万人が同時にテストを受けられる場所はどうするんですかね?

他人が回答を話している声が聞こえちゃったら真似して答えられてしまうので、スピーキングテストの会場や機材はそんなに簡単じゃないですよ。

これまでやると、試験も3日はかかりそうですね。

 

また、1回の試験で決まるのは良くないとのことで、このテストを年間複数回実施をする予定の様です。

そうするともっともっと前倒しで3年夏や秋にテストが行われることになるので、進度の速い中高一貫や浪人が有利になります。3年制高校は厳しくなりますね。

 

また、記述式の採点は民間でやってもらうなどと書いてありますが大丈夫かな?

民間だって1年の内テストがない時期は仕事がない社員を採用する訳にはいかないので、バイトやパートが採点することになるのでしょうが、そうすると未経験者が大部分のはず。採点基準を揃えたりとか大丈夫ですかね。

 ちなみに東大の2次試験は記述が多いのですが、教員はもちろん研究所の研究者まで全力で動員して、なんとか9000人の記述を採点するらしいです。知的に優れた採点者でないと記述の採点は無理だって言ってます。

 

 

で、大学別の2次試験では、思考力・判断力・表現力とともに、両テストでは測れない「主体性・多様性・協働性」を計るそうです。

 

具体的には

自らの考えに基づき論を立てて記述させる評価方法

・ 調査書

・ 活動報告書(個人の多様な活動・ボランティア・部活動・各種団体活動等)

・ 各種大会や顕彰等の記録、資格・検定試験の結果

・ 推薦書等

・ エッセイ、大学入学希望理由書、学修計画書

・ 面接、ディベート、集団討論、プレゼンテーション

・ その他(例えば、総合的な学習の時間などにおける生徒の探究的な学習の成果等に 関する資料など)

 

などで、各大学別にどれでやるかは任され、各大学の基準で選考するとか。

 

共通テストが点ではなくレンジで出てくるので、これらのテスト以外の指標を選考に使わざるを得ないという仕組みです。

 

調査書なあ。筑駒の5と底辺校の5は同じ評価なんですかね?底辺校の評価を割り引くとしたらどんなロジックで割り引くのでしょう?

今回の改革におけるポリシーとしては、試験の点で決まるような公平性は2の次にして、「人が人を選ぶ選考」にするらしいので 、そんな細かいことはいいんだよ。ってことですかね。

少なくとも各大学は調査書を選考に使うかどうかは受験の3年前には決めて公表してほしいです。これによって授業態度をどうするか考えないと。

 

活動報告書や各種大会の記録などではボランティアや団体活動など積極的にリードしてくれる学校だと楽になりますね。各種大会では科学オリンピックなどが最強でしょうが団体で参加する色々な大会もあるので、これも学校のリードが重要でしょう。

 

食い詰めたポスドクのアルバイトとして、高校生の代理で大会応募用のレポートを作ってあげるなんてことも流行りそうです。日本学生科学賞とか名目上は子供が応募したとしても、実際はドクター同士の代理戦争化してレベルもダダ上がりすると思います。「息子を入賞させたら250万払う」みたいな親きっと沢山出てきますから。

ポスドクさんも、入試が終わったら内容書き足して今度は自分をファーストにして投稿しちゃえば業績面でも問題ないでしょう。

実は大学入試改革はオーバードクター問題解決が目的だったのか!

 

資格・検定試験では、TOFEL辺りが共通テストにも使えるスキルになるでしょうからお得感あるでしょうね。

商学部なんかだと簿記でもいいんですかね?

高校生もダブルスクールが当たり前な感じになるのでしょうか。

こういうのも学校で教えてくれると助かりますね。

 

エッセイとか学修計画書なんて、まず受験者が自分で書くわけないんだよなぁ。

親が書こうと思っても、こういうアカデミア向け文章はビジネスマンには価値観が違いすぎて多分上手に書けない。高校教員も大部分は無理じゃないでしょうか。

アカデミアとはどんなところか分かっている人が書いた方がいいので、エッセイの代筆も院生のいいバイトになるだけです。

これらドキュメントの代筆のプロなんかも出てきそうですね。

大学受験、更に色々お金がかかるようになりそうですね。

 

一方、研究やエッセイのお作法が分かっている院生はきっとちょっと稼げるバイトが増えることになりますよ。

 

 

新制度で有利になりそうなのは、全員論文書きする渋谷系や、各種コンテスト出場を激しく支援するサイフロなどでしょうか。