共働き親の放置系中学受験

共働きでも中学受験は出来るのか長男に続き2回目の実験終了。大学合格者高校別ランキングも作ります

これが今時のダメ中学生の生態(サンプル1)

長男が受験を終えて中学生になり、日々今時のダメ中学生の生態を見せつけられております。


当たり前ですが、自分が中学生の頃と色々違っていて気付きがあり、典型的なのかどうかは分かりませんが、もしかしたら面白がる方もいらっしゃるかなと思いウチのダメ中学生をご紹介してみます。

 

ダメ中学生は常にスマホをいじっている。

中学生になってスマホ買い与えたのですが、本当にネコにまたたび状態で、とにかく毎日ずっとスマホをいじっています。

一応、「自分の部屋には持ち込まないこと」というルールにしているので、リビングでスマホをいじっている残念な姿を存分に観察することができます。


色々やっているようなのですが一番時間使っているのがLINEでしょうか。

中学校のクラス、部活全体、部活1年、啓明館OB、小学校OBなどのLINEグループを作っているようで、これがまたみんな結構活発なので、これを見て、たまに反応していると一日経ってしまい、もう勉強する時間など残っていません。

 

Youtubeも結構見てますね

ヒカキン等のYoutuberの動画をよく見ていますが、あれ、キリがないですよね。平気で数時間見続けていますが、見ても大人には何が面白いかさっぱりわからないところで親子の断絶を認識させられます。

動画を加工するアプリなどもいじって遊んでおり、次男主演の「プロフェッショナル仕事の流儀」はうっかり爆笑してしまいました。


そしてゲームです

そんなに長時間はやりませんが、やっている時は体の動きが怪しいので長男が視界に入っているととてもウザイです。


この3つは複合しており、LINEでYoutubeの動画やゲームを紹介しあって、それを見た感想をLINEで共有するなどして時間を消費しつくしているようですね。

勉強用に英語アプリやスタディプラスなども入れて渡したのですが、残念ながら多分一度も開けたことないのではと思います。

 

ダメ中学生は欲しいものがない

今の子は物欲がないと言いますが、どうもこれは本当みたいですね。

ウチのダメ中学生も、「誕生日に何か欲しい?」と聞いても「別にない、お金がいい」とか言いましたよ。

なぜ物欲がないかですが、娯楽の全て、余暇時間の全てがスマホで満たされてしまうからです。

 

特に彼は本も読まないし、母親が勝手に着る物やカバンを山ほど買ってきてしまうし、趣味もないし、本当にモノはいらないようなのです。

ただ、友人としゃぶしゃぶ食べ放題に行きたいとか、旅行に行きたいとか、モノは欲しくなくてもやりたいことは色々あるようなのですが。

 

ダメ中学生は出掛けない

先週の日曜日ですが、部活も休みで天気もいいのにずっと家でスマホをいじっているので、なんかこうもったいない気がして、「友達と遊びに行ったら」などと言ってみたところ、「遊んでるよ」と返されました。

 

家に居ても、LINEでずっと友人とつながっているので、彼的には友人と遊んでいる感覚のようです。

ゲームしてスコアのスクリーンショットを見せ合ったりしているんですよね。


昭和のおっさんとしてはこれが一番衝撃でした。

私立中だと友人の住んでいる所が分散しているので、休日リアルに集まって遊ぶのが少し大変というのもあるようですが、オンラインで一緒に遊ぶというのはデジタルネイティブなんだなぁと。


お父さんなんて在宅テレワークはもちろん、テレビ会議ですらまだ違和感あるのに、こいつらが大人になる頃には物理的なオフィスも要らない時代になるのかもしれません。

スマホはいいも悪いも本当に生活を変えるんだなぁと改めて感じております。

 

但し、ウチもそうですが、テストが悪かったり、エッチな動画を見ているのが発覚すると男子中学生のスマホはよく取り上げられてしまうので、なかなか連絡が付かない友達というのも発生するらしいです。

 

皆様へのアドバイス

皆様へのアドバイスですが、3大キャリアの「パケットを家族で分け合える」プランにダメな中学生を入れてはいけません。何ギガあっても一瞬で家族全員分のパケットを消費され、お父さんもお母さんも低速通信しか使えなくなるからです。

ダメ中学生はMVMOを1人で使わせるのが一番です。

↓これは楽天モバイルのものですが、こういうやつです。

電話せずにLINEで通話するだけにすれば本当に月々1600円で済みますよ。

パケットを使い切って低速モードになると動画が少し見づらくなりますが、彼にはそれでちょうどいい位だと思っていますし。


 

中国ブランドの端末もなかなか高性能で、私も2年縛りが切れたら次は楽天モバイルにしようと思っているところです。

 

東アジアの大学で入学の難しさ比較してみました

テレビのニュースで韓国の大学入試の話などを見ていて、ソウル大と東大とどっちが入るの大変なのだろうか?と、ふと思いました。

何をもって入るのが大変か?という基準は色々ありますが、すごく単純に

1学年人数÷18歳人口

の倍率で、東アジア各国No.1大学の門の狭さというかセレクションの厳しさを比較してみます。


まずは各国の18歳人口の算出ですが、こちらは、労働政策研究・研修機構のデータブック国際労働比較2012に、各国の2010年の15~19歳人口の数字があるので、これを5で割って概算18歳人口とすることにします。

次に1学年人数なのですが、各国のNo.1大学の学部学生数を4で割ったものを定員としてみます。

それでは結果発表です。

 

日本代表:東京大学(THE世界大学ランキング2018 46位)

まずは基準として皆様ご存知の東大です。

www.u-tokyo.ac.jp

東大さんはこのやり方だと1学年人数が3500人です。ちょっと多いんじゃないと思いますが留学生を含んでいる数字でこんな感じです。留年組も少しいますかね。

日本の概算18歳人口の方は1,171,800人ということになります。少ないなー。

これで割り算すると
3,500÷1,171,800=0.30%
と言う結果です。

330人に1人位ですから、公立小の9クラスに1人東大に行く位の感じですね。

しかし東大さんTHEの世界大学ランキング順位が毎年下がっていく...シンガポールや香港だけでなく中国大陸の大学にも離されていきますね。頑張ってくれ。

 

韓国代表:ソウル大(THEランキング2018 74位)

次は韓国で1番の大学ソウル大学です。

Seoul National University

ソウル大は1学年人数が4128人。東大より少し多いです。

韓国は概算18歳人口が685,600人。

これで割り算すると
4128÷685,600=0.60%

になります。門の狭さで言うと東大の倍位には広いと言うことになります。


韓国は受験競争が厳しすぎ、塾の費用など教育費がかかり過ぎて、そのおかげで少子化。という日本と同じ話が更に激しくなっているので社会的に問題とされているようです。

このため大学が推薦入学を拡大しており、実は今ではソウル大も定員の半分以上が推薦入学でほぼ内申書で決まるらしいです。このため受験で入る倍率としては東大とそんなに差がないかもしれません。

 

シンガポール代表:国立シンガポール大学(以下NUS。THEランキング2018 22位)

国立シンガポール大学は世界大学ランキングではQSでもTHEでもアジアNo.1にランクされる大学です。

www.nus.edu.sg

NUS - National University of Singapore

NUSの1学年人数は6848人。ちょっと多めです。

そしてシンガポールは概算18歳人口が73400人。都市国家なので少ないですね。

割り算すると
6848÷73400=9.33%

これだと国民の10人に1人はNUSに行く計算になってしまうので、セレクションの厳しさで言えばガバガバということになります。

留学生比率が15%位あるのでその分1学年人数から引いたとしても7.9%位ですから小学校のクラスに3人くらいは居る感じで、東大やソウル大に比べるとずいぶん楽です。

大学進学率50%とすれば、進学希望者の16%ほどはNUSに行けるという計算になるので偏差値で言えばせいぜい60位で入れることになります。

NUSでこの程度なら南洋理工やSMUの学生ってどんなレベルなんでしょうか?

 

しかし、NUSはTHE世界大学ランキングではアジア1位の世界22位で、東大やソウル大より全然上ですからお得感があります。QSのランキングでは世界15位でイエールより上と言う...

おそらく、学部は門が広くても、大学院は出来る先生と院生を集めているのではないでしょうか?また、入るのは楽でも卒業が厳しいのかも。

以前、NUSを見に行ったことありますがめちゃ広かったです。広い東大本郷の3倍ほどあるらしいですね。ここの学食はシンガポールNo.1フードコート説があるほど、デカく、店も多く、味もコスパも良かった。

キャンパス内に博物館もあり行ってみると楽しいかもしれません。

 

台湾代表:台湾大学(NUS THEランキング2018 198位)

國立臺灣大學

台湾大学の1学年人数は4124人。ちょっと多めです。

そして台湾は概算18歳人口が319,482人。台湾の人口だけ台湾のサイトから引っ張りました。

割り算すると

4124÷319,482=1.29%
となります。

NUSほどではないですが、東大やソウル大よりは緩いですね。それでも77人に一人ですから十分難関ですが。

ここも広くて、日本占領下で作られた元は旧帝大なので古い建物もカッコよくなかなか良い雰囲気の大学でした。


中国代表:北京大学(THEランキング2018 27位)

北京大学

北京大学の1学年人数は3644人。

そして概算18歳人口が驚きの21,069,060人。日本を含め他の国とはまさにケタが違います。

割り算すると
3644÷21,069,060=0.017%
となります。

この中では少なめの定員&桁の違う人口で、驚異的な狭き門ぶりです。北京大学に行くのは6000人に1人くらいでしょうか。日本でいえば東大理三級のセレクション。

これはどうにもスーパーエリートです。めっちゃ出来る奴が揃っていそうです。

 

そうは言っても近所のライバル校精華大(THEランキング2018 30位)をこの計算に入れないのも問題だと思うので北京+精華の2校合算も出しましょうか。

これで行くと精華大学の1学年人数は3568人なので足して7212人になります。

割り算すると
7212÷21,069,060=0.034%

足してもこんなものなのでやはりケタ違いの入りにくさです。やっぱりヤバい!

上海交通や南京、復旦などをどんどん足して言ってもせいぜい他国と何とかケタが揃う位ですね。

中国の大学は世界ランキングぐんぐん上昇中ですが、これはめっちゃ出来る奴が集まっているに違いない。

NUSや香港の大学と違い、中国の大学の留学生比率は高くないので、研究や引用でガチンコ勝負してランキングを上げていそうです。中国はサイエンスに予算をふんだんに付けるので研究費はあるのかもしれませんが。

 

5校まとめるとこんな感じです。

北京+精華はグラフが見えません。マジけた違いだし。

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