共働き親の放置系中学受験

共働きでも中学受験は出来るのか長男に続き2回目の実験終了。大学合格者高校別ランキングも作ります

恐竜が展示されている博物館のご紹介

ウチは次男、三男が恐竜好きで、国内に加え、ロンドン、パリ、ワシントンDC、シンガポールの博物館まで攻めた恐竜博物館好きです(ロイヤルアルバータは行ったことない)。


連休に向け私が行ったことあるところだけですが、国内の恐竜博物館のご案内をしておきます。ご参考になれば幸いです。

★から★★★の3段階のおすすめ度でご紹介します。

 

★いちおうおすすめ

◆東海大学自然史博物館(静岡県 清水市)

大部分が恐竜の展示になっている博物館で、一応そこそこの標本はあります。しかし、館内全てが昭和からこの40年ほど時間が止まっている感じで、映像とかインタラクティブな要素は全くありません。レトロ感が強すぎてそれが気になって展示が楽しめないという変な博物館です。

隣の水族館や三保の松原と合わせれば、まあ行って損したとは思わないかと。

東海大学自然史博物館|静岡 三保の博物館


◆生命の星地球博物館(神奈川県 箱根)

いわゆる自然史博物館で、地学展示から現在の生態系に関するものまで色々と展示されているので恐竜は展示のごく一部になりますが、大型獣脚類、大型竜脚類など恐竜好きも一応楽しめる位は展示されています。

ここも総合力は侮れないものがあり、箱根の温泉とセットなら十分楽しめるのではないでしょうか。

個人的には箱根で一番の観光スポットだと思います。

神奈川県立生命の星・地球博物館


◆大阪市立自然史博物館(大阪府 住吉区)

関西を代表する自然史博物館なのですが、群馬や豊橋には及びません。

そこそこ箱は大きいのですが、恐竜の比率はそれほど多いわけではなく、展示もさらってしていて、他の博物館に慣れたマニアなお子様にはまあ一応楽しみますけどね以上の反応は得られませんでした。関東の恐竜っ子は幸運です。

大阪は大阪歴史博物館&大阪城のほうがいいですね。関西の歴史っ子は幸運ですね。

恐竜好きなお子様のいる関西の方は後述する福井まで足を延ばすべきだと思います。

www.mus-nh.city.osaka.jp

 

★★けっこうおすすめ!

◆群馬県立自然史博物館(群馬県 富岡)


知名度激低&車じゃないと行く気がしない所ですが、ここがなかなかいいのですよ。

比較的恐竜展示多めで、巨大な竜脚類が3体、ロボットティラノのなど普通に目玉展示になるものもありますが、ミニチュアジオラマの展示などもなかなか興味深くて面白いです。

近所の世界遺産富岡製糸場は子供の反応が激薄だったので、ここで十分以上に口直しが出来ました。

http://www.gmnh.pref.gunma.jp/


◆豊橋自然史博物館(愛知県 豊橋)

新幹線で行こうとすると乗り換えも必要で不便ですが、在来線の駅から一応歩けるのでアクセスはまあまあです。

自然史博物館という名前になっていますが展示の半分以上は恐竜なのでなかなかの充実度です。かなりのデカスクリーンのシアターもあり大抵は恐竜関係の映像がかかっていてこれもまた良い。
共通入場券で動物園、遊園地も見ることができ、近くには江戸時代の宿場や地球資源館という博物館もあって、実は1泊2日でも十分楽しめるエリアです。

www.toyohaku.gr.jp

★★★激しくおすすめ!

◆国立科学博物館(東京都 上野)

ここは皆様ご存知だと思います。

総合的な科学博物館で、恐竜は展示全体の1割にも満たないスペースですが、それでも他と比べると十分立派な展示です。
ほぼ全ての骨が揃ったトリケラトプスの標本や、しゃがんで獲物を待つ姿勢のティラノサウルスが目玉ですが、他にも色々と揃っていてなかなか充実しています。

ここは来館者(子供)のマニア度が群を抜いて高く、盗み聞きしているとボランティアを一蹴する知識レベルの小学生がいて面白いです。
恐竜以外も当然色々楽しめますよ。

www.kahaku.go.jp
◆福井県立恐竜博物館(福井県 勝山市)

福井県というだけでもう十分不便な感じがするのに、福井駅から電車とバスで余裕で1時間以上かかる国内で最も不便かもしれない博物館。

しかし、世界3大恐竜博物館の1つに数えられるだけあって、展示の量・質、ロボットや映像などのアトラクション要素など他の博物館とはレベルが違います。そこそこ広いのに恐竜専門なので流石に充実しています。

公共交通機関での行きにくさは強烈ですが、車なら関西や名古屋からは3時間ほどで行けたりするので、そこまで行きにくいわけでもないです。

小松空港や新幹線金沢駅からもレンタカーなら一時間半ほどで行けます。

www.dinosaur.pref.fukui.jp

 

私は特に恐竜に興味はないのですが、門前の小僧がお経を詠む現象が起きており、次男にはかないませんが小2の三男並みには恐竜に詳しくなってしまっています。

運動と炭水化物で記憶力が良くなる?

国立科学博物館の「人体」展に次男、三男と行ってきました。

 

この「人体」展ですが、NHKスペシャルスピンアウト企画ですし、映像展示モノが多いのかなと思っていました。

しかし、行ってみると、ダヴィンチの原稿展示、人間や色々な動物の臓器ホルマリン漬け展示(もう白くなっているのであまりグロくない)など色々な展示がなされていました。


レアっぽかったのがアインシュタインの脳の切片展示です。

死後脳を切り刻まれて世界中で研究したり展示されちゃうと思うと、天才も大変だなと思ってしまいました。

 

この「人体」展で、いくつか記憶力に関係がある説のある物質が紹介されていたので、一応受験ブログのはしくれとしてご紹介をしておこうと思います。

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まずは「運動して筋肉使うと記憶力が良くなる説」です。

これは前からありますね。

アメリカ国立老化研究所などのチームが2016年に発表したのは、「筋肉の働きで記憶力が高まる可能性がある」という論文です。運動をした時に筋肉の細胞から出ると考えられる「カテプシンB」という物質が増えた人ほど、記憶力テストの成績が向上。研究チームは、カテプシンBが、記憶を司る脳の「海馬」という部分の神経細胞を増やす働きをした可能性がある、と考えています。

https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_473.html

www.nhk.or.jp


少なくとも認知症予防には運動はガチで良いようですし、個人的実感としても運動は勉強に良い気がします。勉強だけでなく、仕事とか飛行機とか体使わないで疲れた時に運動するとすっきりしますし。

走りながら英単語の音声など聞くと、大して集中できてないのになぜかそれなりに頭に入って来る気がします。

 

運動して骨の成長を促すのもまた良いようです。

アメリカ、コロンビア大学のジェラール・カーセンティ博士は、骨の出すメッセージ物質の専門家です。カーセンティ博士が注目しているのが「骨芽細胞」が出すメッセージ物質「オステオカルシン」。オステオカルシンは骨の中から血管を通じて全身に届けられ、「記憶力」「筋力」さらには「生殖力」まで若く保つ力があることがわかっています。例えばオステオカルシンがないマウスでは、位置を記憶する能力が衰えたり、精子の数が半分近くまで減少してしまうことが実験で確認されています。骨芽細胞といえば、骨を作る細胞。その細胞が、若さを生み出す驚きのパワーを持っていることが、最新の研究で明らかになっているのです。

https://www.nhk.or.jp/kenko/special/jintai/sp_5.html

www.nhk.or.jp


骨の成長はジャンプして着地するなど、加速度と言うかショックが加わる運動が良いらしく、運動強度は高くても自転車などはイマイチだそうで。

走った方がいいみたいです。

 

インスリンが出ると記憶力にいいと言う話もあり、そうすると炭水化物を取るのがいいということになります。

さらに最新の研究では、この歯状回で新たに生まれる神経細胞の成長を、体のある臓器から届けられるメッセージ物質が後押ししているのではないかと考えられています。そのひとつが、私たちが物を食べたりした時に「すい臓」から出される「インスリン」。サウスカロライナ大学のローレンス・リーガン教授によれば、インスリンが届いている時と届いていない時とで神経細胞の成長を比べたところ、届いていない時には細胞の成長が格段に落ちると言います。

https://www.nhk.or.jp/kenko/special/jintai/sp_7.html

www.nhk.or.jp

 

一方、インスリンは逆に低下した方が記憶力が上がると言う話もあるようです。

空腹で血糖値をコントロールするインスリンが低下すると、インスリンにより抑制されていたたんぱく質CRTC注1)が活性化され、記憶力があがることが分かりました。CRTCは、ヒト体内にも存在することが知られており、ヒトでも空腹時に似た仕組みで記憶力があがる可能性があります。

https://www.jst.go.jp/pr/announce/20130125/index.html

www.jst.go.jp

 

炭水化物取った方が記憶にいいと言う話はちょいちょいあるようですが。

ウエールズのスワンセア大学のベントンら(Benton,D.J.Biosoc.Sci.28;463,1996)は、186名の20歳の女性に物語を聞かせ、どのくらい覚えているかを調べた。血糖値と記憶力を比較すると、血糖値が65mg/dl以下ではウェクスラー式知能検査(注)で8点程度だったのが、130mg/dl以上では14点になっていた。

 また別の研究では、137名の若い男性と47名の女性に朝食を抜いた後にブドウ糖を飲ませ、言語の記憶を調べたところ、水摂取後では8.6点だったのが、ブドウ糖摂取後では10.7点になっていた。しかし、朝食を摂取した場合にはブドウ糖負荷の影響はなかった。つまり朝食は脳の機能を高めることが示された。

  20歳の女性80名にブドウ糖を与え、例えば、「T」から始まる単語をできるだけ多く思い出すようにさせると、水摂取後では40点であったのに対し、ブドウ糖摂取後は45点であった。さらに彼らは、60~80歳の高齢者に「サッカリン」と「サッカリンプラスブドウ糖」を与え、文章作成能力、文章の理解力を調べた。すると、図1に示すようにブドウ糖負荷はこれらの能力を著しく高めた。サッカリンのみではこれらの能力が良くならないことは、甘いという味覚の問題ではないことを示している。

https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_000860.html

www.alic.go.jp

 

ちなみに勉強の仕方を研究したおかげで勉強時間が削られてしまい、受験に失敗した本末転倒君は私です。
みなさまには研究はほどほどにしておくのをお薦めしておきます。