まだ結果は全部出ていませんし、まだ試験中ですが、受験自体は今日で終わりです。
中学受験という冒険がやっと終わります。
4年生の夏期講習から2年半。今から思っても長かった。
高校や大学受験じゃなかなかこんなに長い間勉強しないでしょうから、小学生にこれだけやらせるのはどうなんだという意見があるのも当たり前だと思います。
中学受験のために犠牲にしたものは山ほどあり、サッカーも、習い事も、家族旅行も、帰省も受験のために色々あきらめてきました。
一緒に夕食を取ることすらままならないってちょっと普通じゃないかもしれませんね。
男の子ですから、中学生になれば確実に反抗期になり、「メシ」と「カネ」しか言わなくなって、一緒に遊ぶ機会などもうないでしょうから、小学校高学年は一緒に遊べる貴重な最後の時間です。
僕たちの家族はこの貴重な2年の楽しい時間を失ってしまいました。
彼から見ても、家族との楽しかった思い出は、受験しなかったらもっとたくさん増えていたでしょうね。
その反面、彼にとっても、僕らにとってもとても濃い2年を一緒に送ることができたのは確かです。
高校受験や大学受験やスポーツはなかなか親が関わりようがないですし、一緒にやることとは言いづらいのですが、中学受験は何しろまだ小学生なので色々関わることになります。
意識低い放置系ゆる受験とはいえ、模試の結果は気になるし、クラスの移動も気になります。ケンカをしたことも、ひどく怒ったことも何回もありますし、お弁当も沢山作りました。
そのせいで子供とのかかわりは密になりますし、そのおかげで子供の成長を感じることも多かったかもしれません。塾という学校とは別の社会で色々な状況に置かれる中で、良いところも悪いところもこいつはこういう面があるんだと、より深く子供を理解できたような気がします。
親子ともに嬉しいことや楽しいこともありましたが、つらいことや苦しいことも沢山あったと思います。後者の方が断然多かったかな。
だから、一緒に楽しんだ思い出はきっと減った半面、一緒に苦労した思い出や喜んだ思い出は沢山出来た気がするんですよね。
それも、悪くないですよ。
また、若い時の苦労は買ってでもしろと言いますが、彼にとってもこの苦労は何らかの財産になるのではないかと思います。
願わくばもっとちゃんと一生懸命勉強して、もっともっと苦労して沢山財産を得て欲しかったのですが、それはこれからやってもらいましょう。
とりあえず、受験お疲れ様。
君と一緒に冒険出来て、お父さんはとても幸せでした。
今日は君の好きなものをなんでも御馳走するし、
来週からは学校行って遊びたいだけ遊んできな。
また、ブログをご覧いただいた皆様、応援のコメントを頂戴した皆様、本当にありがとうございました。
至らない親とダメな子供のお話でいろいろ恐縮ですが、反面教師にしていただけたり、笑っていただいたりしていると思うととてもうれしく、大げさに言えばちょっとした生きがいでした。
今後もネタは書かせていただこうと思いますし、「天才とバカの間」と言われる3年生の次男が受験すると言っているので、おそらくネタ満載の勉強日記をまた書く可能性大です。
これからもよろしくお願いいたします。